サイドスタンドを交換します。
純正サイドスタンドについて
カタナのサイドスタンドはマフラーを避けるために曲がっており、サイドスタンドを上げた時にシフトペダルの下に来るようになっています。
シフトペダルの高さを下げるとシフトチェンジ時にサイドスタンドに干渉するようになるため、シフトペダルの高さをほとんど調整できません。
不便なので、曲がっていないサイドスタンドに交換してシフトペダルの位置を調整できるようにします。
マフラーは交換しているので、マフラーよけのために曲がっている必要はありません。
交換用スタンドの検討
社外品
ユニコーンジャパンやオオノスピードが販売していますが、値段が2万円を超えます。
そして、どちらもサイドスタンドスイッチに対応していないようです。
オオノスピードのものは、SR型以降に適合として売られているものもありますが、それもサイドスタンドスイッチ非対応です。
ポン付けできない車種専用品って何なんでしょう。
純正流用
スタンドかフレームのどちらかを加工すればどうにかなりそうです。
ZX-9R用のものが曲がっておらず、加工も簡単そうなので流用することにします。
加工
スタンド
コの字部分が浅くて取り付けられなそうなので、削って広げます。
ドリルビットとヤスリで削りました。
ついでに、不要な突起等も削っておきます。
左がカタナ純正、右がZX-9Rです。
サイドスタンドスイッチ
このままではエンジンをかけらないので、サイドスタンドスイッチを押したままにしておくか、スイッチを取り外して配線を直結させる必要があります。
針金とかテープとかでスイッチを押したままの状態にすればよさそうですが、もし走行中にそれが外れてしまうと走行不能になるかもしれないので、配線を直結することにします。
そのままギボシをつなぐだけでもよいのですが、長さがギリギリだったので、キャンセラーを作ります。
配線とギボシと絶縁被覆付閉端接続子を繋げて作りました。
取り付け
純正のスタンドを外して、新しいスタンドを取り付けます。
センタースタンドがないのでジャッキアップする必要があり面倒くさいです。
スプリングが強く、スプリングフックを掛けて引っ張ってもびくともしませんでしたが、どうにか頑張って取り付けました。
ボルトを外して、スタンド根元を支点にしてスタンド先端を車体前方に持って行くようにしてスタンドを外しました。
取り付ける時はその逆の方法でどうにか取り付けられました。
交換後
横への張り出しがなくなり、スッキリしました。
シフトペダルの高さを低くできますし、シフトチェンジ時に引っかかることもなくなったので快適です。
チェーン注油の時などにスイングアームリフトスタンドを使って持ち上げようとしても、車体が横にずれるだけでうまく持ち上がらなかったのですが、スタンドを交換したらすんなり持ち上がるようになった気がします。
問題点もあります。
接地面の角度が合っておらず、接地面が全面接地していません。
倒れることはなさそうですが、見ていてモヤモヤします。